最近よく見る。
「グルテンは体に悪い」
「小麦を抜いたら調子が良くなった」
「グルテンフリー最高」
みたいな話。
もちろん、本当に体質に合わない人もいると思う。
実際、小麦アレルギーやセリアック病みたいに、ちゃんと避けなきゃいけない人もいる。
でも、その流れを見ながら、パン屋として毎回ちょっと不思議に思うことがある。
“麩”って、めちゃくちゃ離乳食で使われてるよな……って。
あれ、ほぼグルテンなんだけど。
小麦粉を洗って、でんぷんを落として、残ったたんぱく質の部分。
つまり、「グルテンは悪!」って言われる時の、そのグルテン。
なのに、急に健康食みたいな顔して出てくる麩。
もちろん、麩が悪いと言いたいわけじゃない。
ただ、
「なんとなくのイメージ」で、
パンは悪者、
麩はヘルシー、
みたいに扱われてる空気は、ちょっと面白いなと思う。
パン屋としては、
「お、おう……」
ってなる。
流行とか健康情報って、
内容そのものより、“イメージ”の力がかなり大きいんだろうな。
毎日パン焼いてると、そういうのを妙に感じる。


